地方独立行政法人 大牟田市立病院|中央放射線部

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地方独立行政法人 大牟田市立病院

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診療科・各部門のご紹介

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中央放射線部

■頭・腹部用血管撮影装置(バイプレーンシステム)
今回、大牟田市立病院に導入したアンギオ装置は、フラットパネルディテクタ搭載の全身領域IVR(注1)対応で、しかも、バイプレーンシステムです。バイプレーンとは同時に2方向から撮影が可能です。複雑な脳血管検査・治療に威力を発揮します。
フラットパネルディテクタによるデジタルイメージングは従来のI.I(イメージインテシファイア)イメージングに比べ、低被爆に貢献、隅々までの歪みないワイドな視野、画質の劣化の少ない高解像度画質、高いコントラスト描出能に優れた高コントラスト分解能などにより、視認性が飛躍的に向上しています。そのため微細な血管まで描出し、血管IVRがより安全に、速やかに、快適に検査・治療が施行できます。
一度に大量の画像データを撮像・転送できる装置と高速なデータ処理能力(CPU)、3次元画像再構成アルゴリズム最適化とあいまって、ほぼ「リアルタイム」に3次元画像を表示します。このようにデジタル画像処理技術で高画質な3D-アンギオが可能であり、質の高い情報をもとに血管を評価でき、診断能が向上します。
アプリケーションソフトの中で、ロードマッピング(注2)機能を利用して、カテーテルのナビゲーションに応用され、検査時間の短縮、被ばく量・造影剤使用量の低減に大きく貢献し、そして、CT画像のように軟部組織を描出するアプリケーションソフトを利用すれば、IVRの前や直後に軟部組織の情報の評価が可能です。
このように、検査効率の最適化、より迅速・確実な診断を支援します。

(注1) IVR:血管造影の技術(手技)を用いていろいろな疾患の治療を行うこと。脳動脈瘤破裂、急性心筋梗塞、消化管出血など救急疾患も適応となることが多い。
(注2) ロードマッピング:通常見えていない血管を見えるように表示し安全にカテーテル操作ができるようになる。

頭・腹部用血管撮影装置(バイプレーンシステム)

■CT装置(東芝メディカルシステム:Aquilion 64列)(GE横河メディカル社:Hi Speed Fx/i)
平成18年5月にマルチスライスCTに更新しました。マルチスライスCTは、全身部位で高精度な立体的な診断が行えます。(3D画像、MPR画像)また、短時間で広範囲な検査が可能で、広範囲を他方向から観察することができます。各臓器組織腫瘍の良悪性の診断に役立ち、「がん」「心疾患」「脳血管疾患」の3 大疾病の発見に大きく貢献します。全身の検査や救急患者の検査に昼夜を問わず活躍し、年間10000件以上実施しています。検査の回転率の向上と、コンピュータによる画像処理が優れ、より質の高い検査が可能である。それは従来のCTでは描出できなかったものも、描出でき、精度の高い診断ができます。また心臓の検査で最も威力を発揮します。微細な冠動脈の描出にも優れています。
平成11年にヘリカル機能付の機器を設置し、主に肝胆膵のダイナミック検査、心血管系や頭頚部の診断に威力を発揮します。全身の検査や救急患者の検査に昼夜を問わず活躍し、年間約11,000件実施しています。
スキャン速度の速さを生かして血行動態の把握が容易で、各臓器組織腫瘍の良悪性の診断に役立ちます。また撮像した画像を、コンピュータを用いて重ね合わせた三次元画像処理法(MIP法、VR法)により三次元画像の作成が容易にできるようになりました。
上記のヘリカル機能を利用すれば、肺野内の小陰影も見落としなく診断でき、健診の2次検査にも役立っています。

CT装置
CT装置
CT装置

■MRI(フィリップスメディカル社:Gyro Scan Intera)
MRI検査は強力な磁力を持つ機械の中に体を入れ電磁波を当てることで、人体を様々な角度で切ったような画像を撮像することができる検査です。CT検査とは違い電磁波を用いているためX線による被曝の心配がありません。CTと比べると検査時間は長くなりますが、脳や神経、靱帯、乳腺、骨盤内などはCTより優れた検出性能を有します。検査時間は、造影剤なしの場合、15分~30分。造影剤を使用する場合は30分~60分ほどかかります。

当院では2011年8月に装置の更新を行いました。静磁場強度は超伝導磁石1.5T(テスラ)のMRIです。更新により装置の総合性能がアップし、高画質な画像を提供することが可能になりました。各種コイルを用意し、全身のほぼ全ての部位を撮影することができます。心臓の血管や動き、下肢の血管、脳の神経、肝臓の微細な病変などの検査が精度良くできるようになりました。また、従来では困難だった非造影(造影剤を使用しない)による血管の撮影が可能になり、患者様の負担の軽減につながっております。MRI部門では、撮影部位や検査内容に応じて装置の性能を十分に生かし、より短時間でより高画質な画像を収集できるよう日々の検査を行っています。

MRI
MRI
MRI
MRI
MRI

■RI(核医学検査)
今回導入されました、GE社 NM670はガンマカメラと8列CTのハイブリッド型のSPECT ―CT機です。九州では初めて導入され、現在、当院と熊本大学の2台が稼働しております。

RI

ガンマカメラ画像では把握しづらい位置情報を CT画像と合わることにより、よりわかりやすく表示することが可能になりました。当機種はガンマカメラとCTのフュージョン画像が特徴です。

RI

この機種の特徴として、ガンマカメラは高解像度で高感度、で検査の短時間化に寄与しています。
低線量CTの画像も良好で、フュージョン用CTとして通常の1/4の線量で運用しております。
機械の高性能化に伴い、タリウム心筋SPECT検査においてQGS解析を始めました。

RI

また、コンピュータを利用して経時的に血流動態が追えるため、腎血流や消化管出血部位の検索にも利用されます。よく行われる検査に、肝、骨、肺血流、甲状腺、腫瘍、心筋シンチグラム、レノグラム(腎)、負荷心筋シンチグラム、脳血流シンチグラムがあり、緊急時の肺血流、消化管出血シンチグラム等があります。

■移動式DSA装置(GE OEC MEDICAL SYSTEMS SERIES9800)
DSA(digital subtraction angiography)は血管造影像をデジタル化し画像処理を行う方法で、比較的少量の造影剤で十分な画像が得られます。この器械は大型で当院でも血管造影室に固定式に設置されていますが、今回移動式のDSA装置を購入しました。ポ-タブル式なので器械も小型化し自由に移動できベットサイドでも血管造影ができる優れものです。現在は手術室で主に血管外科手術の術中造影や血管内治療に使用しています。また、微細な画像を必要とする整形外科の手の外科手術にも効力を発揮しています。21世紀は血管病の時代と言われ血管内手術も増加してくると思います。また、低侵襲手術の時代であり、近年内に保険適応になる大動脈瘤に対する人工血管内挿術にもこの器械が是非必要です。最先端医療を行うためにこの器械を購入しました。

移動式DSA装置

■骨塩定量装置(PRODIGY C GE横河)
この検査は骨粗鬆症の程度の把握や治療の効果判定に用いられます(DEXA法)。
骨には、多くのカルシウムがふくまれていますが、若年期をピークに年齢とともに減少していきます。それによって骨の構造が非常にもろい状態に変化し、骨折しやすくなります。これが骨粗鬆症です。
当病院では、腰椎と近位大腿骨に二種類のエネルギーのX線を照射し、X線の骨による吸収の差を利用し骨塩量を正確に測定しています。
また、この装置は平成23年9月に装置の更新をおこない、短時間での検査を行うことができるようになりました。

骨塩定量装置
骨塩定量装置

■CRシステム
平成23年11月より電子カルテ更新に伴いCRシステム(コニカ製)導入し、フイルムレスで画像診断を行えるようになりました。このシステムは操作性に優れ、フラットパネル採用により、低被ばくで高画質な画像を提供できることができます。
また、検像システム、高鮮鋭度モニターとのシステム化によって高鮮鋭度な画像を配信できるようになり診断の質の向上に寄与しています。

CRシステム

CRシステム

CRシステム

■その他X線診断機器
平成13年に引き続き14年度にも新たなデジタルX線テレビ装置を導入しました。

X線診断機器

X線診断機器

食道・胃・大腸・消化管バリウム造影X線検査はもとより、多目的なX線検査や診断に適しています。ドレナージ管を留置(PTCD、ERBDなど)する非血管性IVRを頻繁に行っています。

X線診断機器

X線診断機器

■乳房X線撮影装置デジタルマンモグラフィ
近年、乳がん患者さんは増加傾向にあります。日本でも胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がんについで死亡率が高いがんとなっています。国の施策や乳がんの検診体制に関する報道等も増え、乳がん検診に対する関心が高まっています。
乳房は皮膚と脂肪層と乳腺で構成されていますが、乳がんは、乳腺上あるいは皮膚、脂肪層にできる腫瘍のことを言います。
当院では平成18年3月に、高画質で画像情報に撮影条件を付帯できるなど、最新機能を備えて、より良いマンモグラフィが撮れる乳房X線撮影装置(日本医学放射線学会の仕様基準を満たした装置)を導入しました。
乳がんは、早期発見により乳房の温存率を飛躍的に向上させることができます。マンモグラフィ検査は乳房の微細な変化を形態的変化として捉えることができ、非触知乳がんの発見率が向上します。また、当院では検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師(マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定)が乳房の検診、精密検査を積極的に取り組んでいます。

乳房X線撮影装置デジタルマンモグラフィ
乳房X線撮影装置デジタルマンモグラフィ

■放射線治療装置(外部照射装置(ONCORリニアアクセラレータ SIEMENS社製))
平成20年6月に運用を開始した放射線治療装置です。
ドイツのシーメンス社の最先端技術を駆使したコンピュータ制御自動設定機能によって、高度で、正確な放射線治療ができるようになりました。
マルチリーフコリメータによって腫瘍の複雑な形にも対応可能となり、正常組織への照射を減らすことができるようになりました。
治療装置に付属するポータルイメージングシステムを用いて、クリアなデジタル画像を撮影できるようになりました。
最新技術のコーンビームCT撮影によって得られる3D画像を用いることで、治療部位の正確な位置確認が可能となりました。(イメージガイド放射線治療(IGRT)と言います)
様々な最新技術を搭載した放射線治療装置によって、精度の高い放射線治療を行えるようになり、患者様の肉体的負担を軽減することができます。
放射線治療は、手術、化学療法と並んで、悪性腫瘍(がん)治療の3本柱の1つとして重要な役割を担っています。その特徴は、正常組織の形態ならびに機能を損なうことなく治療できるところにあります。高齢者にやさしいQOL(Quality Of Life)の高い治療法です。
がんを確実に治すことを目的とする根治療法、手術や化学療法との併用療法、痛みの緩和などを目的とする対症療法として治療を行っています。
対象は、頭頸部、肺、食道、乳房、子宮、前立腺、脊椎、骨などの悪性腫瘍(がん)で、平成19年度は138例2537回の治療を行いました。

放射線治療装置
放射線治療装置

■構成人員

  • 管理職   2名
  • 監督職   2名
  • 職員    11名(女性4名含む)

■専門技師等のライセンス取得状況【平成29年3月22日時点】

  • 第1種放射線取扱主任者:3名
  • 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師:7名
  • 放射線治療専門放射線技師: 4名
  • 磁気共鳴(MR)専門技術者: 1名
  • 救急撮影認定技師: 1名
  • Ai撮影認定技師: 2名
  • X線CT認定技師: 3名
  • 肺がんCT検診認定技師: 1名
  • 医用画像情報管理士: 1名
  • 放射線治療品質管理士: 1名
  • 放射線機器管理士: 2名
  • 放射線管理士:2名
  • アドバンスド放射線技師: 2名
  • シニア放射線技師:2名

医療機器(CT、MRI、RI)の共同利用をご希望の際は、以下の手順書をもとに申込みをお願いいたします。
※医療機関からの申込みのみとなっております。