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研修医活動報告

  • 当院研修医による活動報告を掲載いたします。

中山 紫季初期臨床研修医(平成30年) 矢田 慶子
【 「日本老年精神医学会」に参加しました 】 new
 6月29日、30日に「日本老年精神医学会」に参加しました。
今回の学会では特にレビー小体型認知症に注目して講演を聞いてきました。
レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症の次に多い疾患で、認知症全体の20%以上を占めています。アルツハイマー型認知症もレビー小体型認知症も、認知機能に対しては保険適用がある治療薬はドネペジルであり、どちらの疾患であるかは剖検するまでは確定はできないとされています。しかし、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症とは臨床所見も違いがあり、特にBPSD(周辺症状)に対して、抗精神病薬を大量に投与してしまうとすぐに嚥下障害を起こしてしまうなどの問題がレビー小体型認知症にはあります。このためアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別をつけることが抗精神病薬の適切な使用には重要です。
 2017年に新たに発行された認知症ガイドラインでは、MIBG心筋シンチグラフィでの取り込み低下が新たな指標的バイオマーカーとして加わりました。しかし、レビー小体型認知症の初期はまだ取り込み低下は明確でないため、早期診断には繋がらない場合もあります。指標的バイオマーカーではありませんが、支持的バイオマーカーとして、FDG-PETによるcingulate island sign(帯状回島徴候)があります。これは、レビー小体型認知症の特徴である後頭葉における血流と糖代謝の低下に比して、後部帯状回における糖代謝が相対的に保持されるというものです。一方で、アルツハイマー型認知症では初期の段階から後部帯状回における糖代謝の低下を認めることがわかっています。この徴候は比較的初期から認めることが多く診断の一助となることが期待されています。
以上のような認知症の最新のトピックを様々な症例とともに学ぶことができ、大変有意義でした。
 このような機会を設けてくださった先生方、本当にありがとうございました。

【メディカルラリーに参加しました】
 3月11日(日)に第6回筑後地域メディカルラリーが開催されました。メディカルラリーとは、医師・看護師・救急救命士による医療チームを組み、事故や災害などの模擬現場において、制限時間内にいかに迅速かつ的確に診断と治療を行えるかを競う救急技能コンテストです。
 今回のメディカルラリーに参加するにあたって、3ヶ月前から消防と病院で連携を取りながら訓練をしました。日々勉強と実践の繰り返しでしたが、回数を重ねる毎に、知識はもちろんのこと、チーム内での連携も上達していき、なによりも消防署の方々との親睦が深まったと思います。
 これで大丈夫なのかと不安を抱えたまま迎えた本番当日、3人で出来ること・出来ないことをお互いにカバーしながら競技ができました。メディカルラリーの結果としては準優勝でしたが、もっとできたことがあったと心残りな部分もありました。
 これからも大牟田地区の救急医療を支えていく病院と消防署との連携を密にしていき、救急医療の発展に寄与できれば、メディカルラリーに参加した意義があったと思います。
3年間は出場できないそうですが、また機会があれば参加し、優勝目指して頑張りたいです。
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