後期研修│大牟田市立病院

住所: 福岡県大牟田市宝坂町2丁目19番地1 TEL: 0944-53-1061(代表)

臨床研修について

後期研修

  • 日本内科学会認定施設
  • 日本消化器病学会認定制度認定施設
  • 日本肝臓学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会認定施設(予定)

概要

当院は、上記学会の認定施設であり、消化器を中心とした診断・治療を行っている。現在の内科スタッフは肝臓専門医5名、消化管専門医3名であり消化器外科との連携がとれた病院である。
そのなかでも、肝疾患の症例は多く、ウイルス性肝炎や自己免疫性肝炎に対する薬物療法、肝腫瘍に対する化学療法、局所治療も積極的に導入している。 上部消化管内視鏡検査では年間で2,000症例、下部消化管内視鏡検査は900症例、胆道系内視鏡検査は80症例程度行っている。また、それぞれの分野での内視鏡治療(後述)も積極的に行っている。

研修目標

消化器診療において専門性の高い研修(基礎知識、技能の修得)を行い、基幹学会の認定医、専門医の資格を敢得する。また、消化器診療を行う上で、医の倫理に基づいた適切な態度と習慣を身につける。

研修プログラム

基本的には、認定医、専門医資格習得条件を満たす内容。

検査
  • 腹部超音波検査(腹部エコー検査)
  • 消化管造影検査(胃透視;上部消化管造影、小腸造影、注腸造影)
  • 消化管内視鏡検査(上部、下部、胆道系)
  • 超音波内視鏡検査(EUS)
  • 血管造影検査(TAE、動注化学療法などの治療も含む)
治療
  • 食道、胃、大腸の腫瘍に対する内視鏡治療(polypectomy,EMR,ESD)
  • 腸閉塞に対するデニスチューブ挿入
  • 肝癌に対する局所治療(PEIT,RFA)
  • 血管造影/IVR(TAE、動注化学療法などの治療も含む)
  • 経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD)、胆嚢ドレナージ術(PTGBD)
  • 炎症性腸疾患に対する白血球除去療法(LCAP)、抗TNF-α抗体療法
具体的な検査修得プラン
  • 上部、下部消化管造影検査(4月から2ヶ月間を特別訓練)
  • 超音波検査(4月開始)
  • 上部消化管内視鏡検査(6月開始)
    *見学を2週間行う。初期施行例(100例)はダブルチェックを受ける。
  • 血管造影(4~5月は助手、6月から術者)
    *原則として2ヶ月間は助手を行う。その後に術者として検査治療を行う。
  • 下部消化管内視鏡検査(10月開始)
    *コロンモデルで十分な練習を行い、検査開始する。
研修可能な主な疾患

食道癌、食道静脈瘤、胃癌、胃・十二指腸潰瘍(上部消化管出血)
胃食道逆流症(GERD)、非びらん性胃食道逆流症(NERD)
大腸癌、大腸ポリープ、大腸憩室炎、虚血性大腸炎、感染性腸炎
炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎、腸管ベーチェット、腸結核)
肝炎(ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎)、重症アルコール性肝炎、肝硬変、肝癌、肝膿瘍、肝嚢胞
胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢炎、胆管炎
胆嚢癌、膵癌、膵嚢胞、膵炎(急性、慢性)膵管胆管合流異常症

研修可能な治療
  • 内科消化器領域における食事療法、薬物療法(注:抗生物質;除菌療法、抗がん剤、免疫抑制剤、ステロイドホルモン製剤)、輸液、血液製剤など
  • 摂食障害に対する静脈ポート(IVポート)造設術
  • 胃瘻造設術(PEG)、経皮食道胃瘻(PTEG)造設術
  • 慢性肝炎に対するインターフェロン治療(適切な治療の選択、応用)
  • 肝硬変症に対する、腹水コントロール(デンバーシャント)
  • 消化管出血に対する内視鏡的止血術(食道静脈瘤も含む)
  • 消化管出血に対する動脈塞栓術(胃・十二指腸・小腸・大腸憩室出血)
  • 消化管腫瘍の内視鏡的粘膜切除(EMR)、粘膜下層剥離術(ESD)
  • 胆道系腫瘍、結石の内視鏡的診断治療(ERCP,EST,ENBD,ERBD)
  • 胆道系腫瘍、結石の経皮的減黄術(PTCD)
  • 放射線治療(食道癌、膵癌など)
週問スケジュール
  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前   抄読会      
新患外来 外来 外来 外来 外来
消化管造影 消化管造影      
超音波検査 超音波検査 超音波検査 超音波検査 超音波検査
内視鏡検査 内視鏡検査 内視鏡検査 内視鏡検査 内視鏡検査
午後 内視鏡検査 内視鏡検査 回診 内視鏡検査 内視鏡検査
血管造影 血管造影   血管造影 血管造影
    透視読影    
  C.C.C. 症例検討会    
    内・外科    

*土曜日は、研修医カンファランスおよび外来のみ(緊急では検査可能)

診療科達成目標
  • 上記検査、治療をマスターする
  • 保険(レセプト)のしくみを理解できる
  • 臨床治験に参加する
  • 症例報告(学会発表および論文作成)
  • 内科全般 診断と治療
  • 膠原病(SLE、皮膚筋炎、リウマチ性多発筋痛症、CREST症侯群など)
  • 血液疾患(悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫)骨髄穿刺、生検ができ、結果を評価できる。
  • 中心静脈カテーテル挿入(鼠径、内頚、鎖骨下)
  • 水、電解質代謝を理解し、各種症状を診断できる。アミノ酸インバランスを理解し、各種症状を診断できる。
  • 適切ながん告知と終末期医療
  • 緩和ケア(麻薬の管理と適正使用)
  • 腫瘍の悪性度と性格を理解できる。(分化型癌、未分化型癌)
消化器科
  • 消化器疾患患者の主治医として診断および治療方針を決定できる。
  • 各疾患により栄養管理ができる。
  • 腹部超音波検査、消化管造影検査(上部、下部)、消化管内視鏡検査(上部、下部)、CT検査、MRI検査の診断学をマスターする。
  • 肝生検、肝腫瘍生検、肝癌局所治療(PEIT,RFA)、腹部血管造影検査/治療が行えるようになる。
  • 消化管腫瘍の進達度診断を行い、治療適応を決定できる。
  • 消化管腫瘍、出血の内視鏡治療を行なうことができる。ステント留置術(消化管、胆管)
  • 化学療法の基礎と実際(クリニカルパスの実際)
  • 癌治療のガイドラインを運用できる。

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