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しーちゃんの部屋について
生まれつきの病気をもった子供さんの保護者の皆さんへ
診察お疲れ様でした。- みなさんが抱えていらした不安や心配が、診察を終えた今、少しでも軽くなっていれば嬉しく思います。
- 今日の診察までの間、一番初めに相談に行く場所や治療先をどこにしようかと、たくさん悩んで心配し、迷われたことと思います。そんな中、インターネットで相談先を検索された保護者の方は、病院のHPを見たときに、ここで治療を受けた患者さんの感想や、コメントがあればと思われたでしょう。
- そんな患者さんたちの不安を少しでも軽減するために、大牟田市立病院のHPの形成外科のページ内に“しーちゃんの部屋”を開設しました。ここには、治療先を求めていた時の気持ち、診察を終えた率直な気持ち、みなさんの自由な声を載せて行こうと考えています。このアンケートの内容は、そこに載せさせていただく予定です。もちろん、みなさんの実名や個人情報が推測されるような情報は一切掲載いたしません。
- まだ相談先がわからずに心を痛めている保護者の皆さんの気持ちは、みなさんが一番よくおわかりと考えます。ご自分が、悩んでいたときにこんな情報が知りたいと思われたことを、さし障りのない範囲でお書きいただければ幸いです。ご協力をお願いします。
独立行政法人 大牟田市立病院 形成外科 春日 麗
外来診療部門
患者さんの声
副耳の子どもさんを持つお母さんから、コメントを頂きました。
- 私は第3子を出産した際に、産婦人科の先生から「副耳という先天性の奇形がありますが、しばらく経って形成外科に相談されたら大丈夫ですよ」と説明を受けたものの、初めて聞く病名に正直戸惑いを隠せませんでした。上の子供達は「イボが付いてるね~」と触って遊んでいるのを見ながら「このまま身体と共に大きくなったら女の子だし、周りにからかわれるのでは…」等、先の事まで考えてしまう始末…。1ヶ月健診の際、小児科の先生へ思いきって相談してみると、春日先生を紹介して下さりました。診察を受けると先生は付添いの母と私に、珍しい奇形ではなく、大人まで持っている方もいらっしゃる事、別の病気を誘発する奇形ではない事等親切に説明して下さいました。肩の荷がスッと下りたように気持ちが楽になり、今回こちらに来て本当に良かったと心から感謝しておりますまた、ゆっくりどうするか(手術するか否か)考えたいと思います。
- (2011年11月)
口唇口蓋裂の子どもさんを持つお父さんから、コメントを頂きました。
- 妊娠7ヵ月位の頃、産婦人科の先生から、「口唇が裂けています」と聞かされました。正直、何が何だか理解に苦しみました。夫婦なりに色々なことを聞いたり、調べたりしました。「治る病気だから」と聞かされていましたが、私たち夫婦は不安が募るばかりで悩む日々が続きました。「口唇口蓋裂」という病名が分かり、自分たちの父母などに報告をしましたが、皆、不安がるばかりで…しかし、私たち夫婦二人は「我が子のために、最善の努力をしよう」と決めました。今でも忘れません。元気に生まれてきてくれたことを。
- 生後6日目に、産婦人科の先生の紹介で大牟田市立病院の形成外科に来ました。その時の担当医が春日先生でした。先生は、この病気のこと、そしてこれからのことを包み隠さずに話してくれました。熱心に。私たちから目をそらさずに。この時に初めて、本当にこの子の病気のことを理解することができました。何度かの手術が必要なこと。この子の病気は、長い目で見ていかなければいけないこと。手術は生後3ヵ月位に行うので、時間があまりないこと。私たちは事前に全国の病院を調べて、どこの病院で手術を受けるべきか迷っていました。インターネットで調べたら、東京の先生が良いとか、大阪の先生が良いとか…そこで春日先生に相談しました。私たちは荒尾に住んでいます。東京とかに行けば確かに素晴らしい手術が受けられるかもしれない。その代わり、長い目でこの子のことを考えると、自宅から近い病院が良いかと。月に何回も病院に連れていかなければならないし、この子がこの子らしく育っていくのは、地元の病院が一番適しているのではないかと。それでも先生は、「病院が決まったら教えてください」とおっしゃってくれました。私の心の中では春日先生にお世話になろうと決めていましたが、妻もそうでした。大切なのは自分たちじゃありません。我が子のために最善のことをするだけです。それから先生は、分からないことがあったらいつでも相談を受けてくれたり、手術の経緯を詳しく教えてくれたり…そして先日、手術が終わりました。
- 本当にあっという間に手術の日を迎えました。先生と出会い、何の不満もなく無事に終わりました。先生たちには、心から感謝の気持ちで一杯です。まだまだこれからもお世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。
- そして、これを見られた方に伝えたいことがあります。
- 何があっても我が子は我が子です。正直、自分の子どもが病気を持って生まれてくることなんて想像もしていませんでした。受け入れるまで、時間がかかるかもしれませんが、その間に子は成長していきます。周囲から何と言われようと、子どものために最善のことをしてあげてください。きっと明るい未来が待っています。私たち夫婦もそうです。これからもこの子と一緒にがんばって、成長していけたらと思います。
(2010年8月)
外来診療部門



